早いもので今年ももう終わろうとしています。
という訳で恒例の今年度の取りまとめを書いておこうと思います。
2018年大会結果まとめ
ゆずソフトの発売は2017年ですが、シーズンとして見ると2018年GPFinalの権利が付与される関係から2018年としてご紹介します。
2017年12月22日 Ver.ゆずソフト1.0 発売
人気メーカーゆずソフトが参戦。プレイヤー外にもグッズ目的で結構売れた印象があります。
雪にはついに相手との手札差を付けるコスト発生器の
綾地寧々が登場。花には相打ちにめっぽう強い
千歳佐奈と詰めの定番アグレッシブ
伏見真姫奈、日にはミラーでのダメージレースを優位にできる
エリナ、そして宙には忍者こと
常陸茉子とブロックに優れる
長光、
矢来、
念動力、AP止めに対する強烈な裏目である
ムラサメが登場しました。また代表的なリセットカードである
輪廻転生もこの弾に収録されていますが、この時点では実戦で通用する構築を行うことは困難でした。
2017年12月24日 リセフェスタ・クリスマス(鞭茉子の変)
バトル中のサポートを封じた上でスペックを向上させる
神の鞭と、抜群のブロック能力を持つ
常陸茉子を組み合わせた必殺コンボ、鞭茉子が
発売2日後のフェスタで早速登場しました。
ゆず環境はもちろんとして、1年を通して活躍し、特に花などサポートが強く、スペックを大幅に上げるイベントを持たないデッキは大いに苦戦する事になりました。
2月23日 神姫プロジェクト1.0発売
新要素
リーダーを引っ提げてDMMから参戦の神姫プロジェクト。
ファッティ(5コスト以上のキャラクター)を出して手札差や盤面をある意味放棄しつつ戦って勝ってしまう
神姫月単が登場。その戦略の根底を支える
モルドレッドに
ポセイドン、更にバトルで優位に立てる
龍王や回復能力に優れる
ニケやスペックも能力も強い
カーマに詰めの
ジェフティなどMix月にもたらされた恩恵も大きいものでした。宙にもファッティを支援するドロソである
バアルが登場し、また花宙の複色デッキを強力に支援する
ガウェインや
ミカエルも登場しました。日には
酒呑童子に対するアンサーとも言える
アマテラスとお手軽DFキャラの
アンズー、そして移動日単を完成させたドローソースである
ソルと強烈な詰め性能を持つ
ヘルモーズが登場しました。
4月22日 リセGP2018 エリア決勝名古屋 (月単を越える月単)
神姫環境で安定したパワーを発揮してほとんどのデッキに優位を取れるデッキであった
月単ですが、唯一不利と言えるのが
神姫月単でした。
その為月単側は
アルテミスや
待ったの採用など神姫月単をメタった構築を展開。結果、環境のトップデッキとして君臨しました。
4月27日 オーガスト1.0 発売
リセプレイヤーにとっては懐かしのオーガストが発売されました。
雪には万能ブロッカーかつ小型アタッカーの2枚コンボ、
リース&
フィアッカが登場。更に展開力を強化する
千莉に小型キャラに対する即時除去が可能な
土岐のぞみが登場しました。また月属性には超強力イベントの
月のお姫様と、そのお姫様に相性が抜群な
アシュリーや
メルトなどが登場しました。花にはサポートDMG+2シリーズの最高峰とも言える
朱璃と、AP止めに対する裏目であると同時にスペックも優秀な
ユースティアが登場。日にはデッキから落ちる事で発動する、落ち物シリーズの
佳奈と誰でも相打ちが可能になる
砥ぎが登場しました。
7月22日 リセGP2018エリア決勝東京 (反逆の雪単)
月のお姫様を手に入れたことでますます安定し、覇権となった月単に待ったをかけたのは、古来よりメタられる側の立場だった
雪単でした。
マシュに対して
寧々を手に入れたことで月に対して非常に有効な
山の翁を降臨させる余裕ができ、また
フィアッカなど殴り合いでも優位を取れるカードが登場したことが影響したようです。
8月10日 ガルパン 最終章1.0 発売
ガルパン1.0が発売されました。1.0ですよ、うん。
1.0に引き続きアシストによって学校単位のデッキが多く組めるようになり、特に今回から登場したBC自由学園はシングル環境において非常に大きい存在感を放っています。
カード単位で見ると、打点を大きく伸ばす能力に優れ、移動日単の救世主とも言える
五十鈴華が日に登場しました。宙にはドローソース
角谷杏と相打ち上等の
お銀。花には酒呑童子のメタにしてDMG2キャラ全ての味方の
角谷杏、ハンド要らずサポーター付
西住みほ、そして最強のサーチカードにして安定の花単を印象付ける
桃が登場しました。
三色史 ~ビートダウン時代
前環境から打って変わってガルパンでは
移動日単や
花単などのビートダウンデッキが活躍し、そしてその2色をまとめて喰らおうとする
宙単の3色が活躍する環境となりました。
10月19日 ビジュアルアーツ1.0 発売
旧リセ御三家の一つ、VAが発売されました。2018年Final環境を決める重要な時期でしたが、ハチャメチャなパワーカードが大量に押し寄せる弾となりました。
優秀な除去である
ハンドソニックをサーチできるエースパンチャー
立華かなでにサーチ付き除去の
月宮あゆにコスト兼パンチャーの
しろはが雪に登場。月には
輪廻転生デッキを完成させた立役者
友利奈緒、ファッティ月単の原動力となった
朱音と
鴎とそれを支援するイベントの
億年の旅が、花には弱点であった詰め能力を補強する
ヴェンダースに2ハンドとは思えない打点を叩きだす
クドリャフカ、実質1ハンドキャラの
乙坂や
小鳥なども登場しました。宙にはただでさえ強力な4ハンド帯を相打ち上等に変換でき自身もサイドステップ持ちのDMG4という
朱鷺戸沙耶に能力除去メタである
魔物、日には移動日単の同列のアタック回数を更に増やした
神尾観鈴と実質2ハンドサーチのサイドステップ持ちアタッカーの
蒼、ウィニーとしては2ハンドに滅法強い
棗鈴と、2枚コンボながらアグレ2点にして滑り込みの起点にもできる
柚咲、AP4のサイドステップで固めにも強く除去耐性もある
沢渡真琴、そして限定構築の要である
神奈、
ことみちゃん、
翼の少女、
ゆり、
音無などなど、各色及び限定構築が多くの収穫を得て、相性差がかなり出る混沌とした環境が形成されて行きました。
11月25日 リセGP2018 エリア決勝大阪 (SSS襲来)
環境初期こそ様々なデッキが活躍しましたが、徐々に安定して強い
花単が勝つ環境へと収束しつつあり、Finalも花単を中心としたメタレースになると思われた状況に待ったをかけたのが
SSS(死んだ世界戦線)デッキでした。
ゆりのバーンと音無の回復でビートダウン全般に非常に強く、弱点となり得るのは
輪廻転生くらいと言えるほど環境優位が取れるデッキでした。
12月9日 リセ名人戦
安定を極めた
花単、その花単を狩る
SSSと
VA雪単、それら除去コン系の頂点に立った
輪廻、その輪廻を狩る
月単、デッキパワーを信じた
日単や我が道を往く
宙単等様々なデッキがぶつかり合った結果、
輪廻転生デッキが優勝、
ガルルゥさんが
二代目リセ名人となりました。
という感じで2年目となる2018年シーズンをざっとですが振り返ってみました。
以下、今年を代表するカードを個人的な主観に基づいて10枚程紹介します。
10位 能美 クドリャフカ
相打ちで能力までのターンが加速し、そもそもDP+2のお陰で相打ちも合わせにくいのが強力です。
能力宣言忘れが非常に多い事でも有名です。りめんばーいぐにっしょん!
9位 五十鈴華
移動日単復権のきっかけとなったキャラ。酒呑童子がDMGを下げるのに対抗するようにDMGを上げるという日らしい返答でした。
終盤の
ヘルモーズの5点などはまさに暴力とも言える詰め性能を誇ります。
8位 朱鷺戸沙耶
尋常ではないスペックに加えて能力も非常に強力。
7位 綾地寧々
遂に出た雪のドロソ(正確には回数制限付きコスト発生器)
直筆サインカードが7万円を越えたことで話題にもなりました。
古来から伝統の手札差を付けて除去で勝つ雪の動きを復活させたキャラですが、使いこなすには初手に引ける事と
欠片をセットで引いてこない才能が求められます。
6位 フィアッカ・マルグリット
フィアッカを引けた枚数だけ相手の打点を防ぐことができ、寧々や
かなでなどデッキシャッフル手段が増えたため、運が良ければ5回以上出現することもあります。
揃って引かれてしまうと本当にどうしようもない辺りがカードパワーの高さを感じさせます。
5位 友利奈緒
輪廻転生デッキを完成させたキャラ。
コンボを考えずとも除去耐性が抜群に高く、除去を主軸にするデッキは初手に出されるだけでかなり厳しくなります。
月を見るたび思い出すことになるキャラでしょう。
4位 常陸茉子
攻防一体大車輪の活躍を魅せてくれる宙のキャラクター。
鞭を装備したらもう全部あいつ一人でいいんじゃないかなを正に体現するキャラになります。
これからもずっと忍者汚いって言われ続ける事でしょう。
3位 立華かなで
雪のエースパンチャー。
ハンドソニックを持ってこれるのはもちろん強力ですが、実質1ハンドで3:2スペックになれるため延々と2点を通し続けてくれます。
VA環境では、Mix雪単、VA雪単、SSS、輪廻転生と様々なデッキで活躍しました。
2位 ソル
移動日単を完成させた偉大なキャラ。
寧々同様に初手に引けるかどうかと、出された時相手が対面にDMGの高いキャラを合わせたりリカバリーを発動できるかどうかが非常に重要になってきます。
これからも移動日単が残る限り活躍し続けてくれることでしょう。
1位 河嶋 桃
桃を出すだけで相手に合わせた場の構築を簡単に行うことができ、DFキャラなのにマリガン基準になっている辺り尋常ではないですね。
桃擁する花単はこれからの環境も安定して活躍する事が予想され、現在は花単に勝てるかどうかが環境で生き残れるデッキかどうかの一つの指標になりつつあります。
という感じで振り返ってみました2018年リセ環境。
既に新弾であるFGO3.0が発売されて環境は変わっており、更にアイギス、ゆず、とあるの参戦が発表されていますので、来年も充実した1年となることでしょう。
個人的にはリセフェスタ初優勝、そしてFINALは全一まであと一歩まで迫った2位と飛躍の年となりました。
3度目の正直と言いますし、来年こそは全一になれるよう精進していきたいと思います。
それでは皆様、良いお年を~。
おまけ
今年度公式戦で活躍したプレイヤーの一覧表です。(※シングル戦及びチーム戦の戦績を含んでいません。)